【どっちがリアル?】Glock19 VFC Umarex vs 東京マルイ 徹底比較!

【どっちがリアル?】Glock19 VFC Umarex vs 東京マルイ 徹底比較!
【どっちがリアル?】Glock19 VFC Umarex vs 東京マルイ 徹底比較!
 

VFC Umarex GLOCK19を東京マルイと比較!

ミリブロやOUTLINEの記事を担当しています、ORGA STAFFの阿部です。
今回はVFC/UmarexのGLOCK19 Gem.3について、東京マルイ製のGLOCK19と比較してみました。VFCのセカンドロットと東京マルイの発売がほぼ同じタイミングでしたので、どちらを選ぶか悩みの種ですよね(;^_^A
 

左がVFC/Umarex、右が東京マルイ
 

あれ?!手に持った感じが違う…VFCとマルイ、その外観の差は?

VFC/Umarex Glock19の外観に関しては、質感をかなり追求したモデルと言えます。
東京マルイのG19もリアルサイズということで相当気合が入っていますが、質感などにおいては好みが別れそうですね。VFC/Umarexはマットな質感のスライドもさることながら、フレームも梨地がしっかりと細かく入りスライド同様つや消しの上質な出来栄えは見ていて本当に惚れ惚れします。
東京マルイもそれ単体で見れば決して悪くはないのですが、比較して見てしまうと少しテカりが目立ち、プラスチック感が否めません。折角リアルサイズになったのだからここらへんの見た目へのこだわりも追及してほしかったなぁというのが本音です。
ただ、どちらが実銃に近いのかと問われるとそこは何とも言えませんが…(; ・`д・´)

マットな感じがVFC/Umarex、つやつやした感じが東京マルイと思ってください。
 
ちなみに、グリップを握った感じなのですが、ん?!東京マルイの方が太くないか?!と感じたので計測してみました。すると以下のような結果に!
 
●グリップ幅
VFC/Umarex :29.4mm
東京マルイ  :30.0mm
 
●フレーム最大幅
VFC/Umarex :32.0mm
東京マルイ  :32.1mm
 
●スライド幅
VFC/Umarex :25.5mm
東京マルイ  :25.6mm
 
グリップの幅は約0.6mmの差がありました。実銃採寸した東京マルイが正しい値なのか、正式ライセンスである VFC/Umarexが正しい値なのか不明ですが、握り心地は明らかに差が出てきますのでここも質感同様、好みの別れそうなところです。フレームの最大幅(親指が当たる出っ張りの部分)やスライドの差は0.1mmと僅かですが、GLOCKの公式数値に近いのはVFC。どちらもグロック19用実物ホルスターに入りますので使用するという点に関しては問題ありませんが、グリップの感覚の差は大きいと思います。一応、Glock公式発表の実銃の採寸データは以下のようになっています。
 

 
マガジンには大きな違いがあります。東京マルイは実用的という点と日本製という所が何よりの売りですから、エンドプレートも穴が空いておりガス注入バルブへのアクセスは良く、MADE IN JAPANと刻印が入ります。
一方、VFC/Umarexはリアルさを追求してか、ガス注入バルブは完全に隠れておりGLOCKのロゴとシリアルナンバーの刻印が入るのみです。ガスの補給のしにくさという面ではプレートを外さないといけないので面倒ですが、ぱっと見たときの印象は…やはりVFC/Umarexの方がテンション上がりますね。
 

 
エンドプレートだけでなくマガジン本体も表面処理に差があります。VFC/Umarexはスライドと同じように梨地つや消しな形で仕上げられています。マルイは少々艶のある仕上げですね。
ちなみにVFC/Umarexのマガジンは互換性がありましたが、東京マルイのマガジンは多少太いのかVFC/Umarexにはささりが渋く、マガジンキャッチがかかりませんでした。キャッチの掛かる切り欠き形状の差かなと思います。
 


左がVFC/Umarex、右が東京マルイ。VFCのマガジンはBB弾を入れるための切り欠き部が上の方まで大きく取られているので非常に給弾しやすいです。
 
他にもある大きな違いがリアサイトの構造ですね。東京マルイはブリーチの固定ネジの受けにリアサイトまでネジ穴を貫通させてあるので調整ができなかったり、リアサイトパーツはマルイ対応品でないといけません。VFCはリアサイトを溝にはめ込んであるだけなので左右調整可能ですし、実銃用のGLOCKリアサイトが取り付け可能です。
 

箱出しでの感触は?動作性など

箱出しでの動作性に関しては、やはり東京マルイは安定してます。室温24℃でバスバス動きます。
しかしながら、VFCも負けてはいません。VFC/Umarex Glock19のスライドも非常に軽く、重さによる弊害は無さそうです。アウターバレルもショートリコイルの弊害になるようなことはありませんでした。そしてVFC/UMAREXはやはり動作音がいいですね。東京マルイの「バコッ」という音に比べVFCの「チャキッ」と心地よいサウンドには惹かれるものがあります。
 
スライドを手で引いてみた感じですが、東京マルイのGLOCK19は流石引きが軽いですね。それに比べるとVFCは若干重さを感じます。ガタツキはマルイもVFCもほとんどなく、双方ともに設計の精度の高さがうかがえます。このスライドの引き重さがどれくらい影響するでしょうか。
 

左がVFC/Umarex、右が東京マルイ
 
VFC/Umarex Glock19に実際にガスを入れて実射してみると、リコイルは結構鋭く日本のガスブロの環境下においても満足いくレベルです。これは正直驚きました。リコイルの強さはマルイには及ばないものの、動作性能的には全く問題ありません。冷えたときの弱さはVFCは分が悪いですが、多少手を入れてやれば更に良く動くようになるのでは??そこらへんの内容はまた別の記事でご紹介します!
 
実は、正式ライセンス品となる前のStark、Hogwards、SAAのブランドにてリリースされていたころの製品も私用でサバゲーに使っておりましたが、その頃とは全面的にブローバックエンジンやハンマーブロック、チャンバー周りが改良変更されています。これにはVFCの努力が伺えますね!
 

リアル派には気になるところ、刻印はどうなってる?!

質感と言う意味ではVFC/Umarexに敵うものはなし!という感じでしたが、刻印はどうでしょうか?
東京マルイは、国産エアガンということでやはりASGKやメーカー名などの刻印は避けられず、いつものごとくフレームにはリアル刻印はありません。
そして、VFC/Umarexも今回は正式ライセンス取得ということでしたがそれなりの制限はあるようで、残念ながらリアル刻印とはなりませんでした。Offical Licensed Product of GLOCKという刻印になってしまっています。Made in AUSTRIAが欲しかったなぁ…。その他、グリップ下部の刻印も省略されてしまっています。東京マルイでは刻印の入る枠も消してしまっています。
 

 
また、GLOCKといえばシリアルプレートが気になる所ですが、東京マルイは相変わらずのマニュアルセーフティー…GLOCKにはコッキング・インジケーターがあるのでマニュアルセーフティーが必要ない気がするんですが、ここはカスタムパーツでオミットしてしまうユーザーさんも多いですよね。VFCはしっかりとシリアルプレートが入っています。ただ、ここに思わぬ文字が…!脇に「cal. 6mm BB」とのプリントが(笑)正式ライセンスということで諸々大人の事情があるのでしょうが…ここはうっすらとプリントしてあるだけなので、使っていくうちに擦れて消えたり、何かしらで除去はしやすくしてあるのでしょう。
 

左がVFC/Umarex、右が東京マルイ
 
ということで色々と比較してきましたが、安定した動作性能では東京マルイが上ですが、VFCも今回の正式ライセンス化にあたりかなり箱出しでもマルイに肉薄した結果に。外観はもはや仕上げの上質さではVFCに勝てるメーカーはありませんね。改めて実感しました。
どこに重点を置くかによってVFC/Umarexと東京マルイの選択が変わってくると思いますが、お客様の悩みの解決にこの記事が役立てればと思います!逆に悩ませちゃいました?!
 
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